フリーランスの家庭教師は一般的
家庭教師といえば家庭教師会社などに所属して、そこを通して指導申し込みのあったご家庭に派遣されていくという仕事スタイルが一般的になっています。それなので家庭教師はそのような会社に勤めている人なのかという認識を持つ人も多いかもしれません。実際、教師のアルバイト採用を行っている会社もありますから、その場合はそうなります。しかし大手の会社を中心に、先生である人に業務委託契約を結んで派遣としているところも非常に多いのです。この場合、その教師はフリーランスとして仕事していると言うことが出来るでしょう。
元々家庭教師というのは先生個人の力で仕事をするスタイルは普通でした。先生自ら募集をどこかで掛けて、個人契約ということで仕事をやるのです。今でもその形から仕事をしている人は沢山います。個人契約にまつわることでトラブルが起きたこともあるので、個人契約というもの自体がまずいものだったのかと考える人もいるかもしれませんが、根本的にはそのようなことではありません。なのでもとはそのような仕事スタイルの多かったこの職業の人たちが、会社と協力して仕事をすることも増えた現代は、企業を相手にフリーランス的に働くこともとても一般的になっています。
家庭教師としての適性と生徒との相性について。
筆者は家庭教師という業務を大学生時代、社会人となってから30代で行った経験があります。
家庭教師の業務としての使命はまず生徒の成績を上げる事、結果を出させる事です。また、月謝を負担して下さる保護者の方々と生徒本人に満足感を与えるという事です。成績の伸び悩んでいる生徒には勉強を理解させるのはもちろんですが、割り切って点をとらせるテクニックを教えなければなりません。これは出題する先生方が何で点をとらそうとしているのか、何で落とそうとしているのかを分かりやすく教えます。理屈だけ言ってもなかなか伝わらないので普通の生徒は大体こういう所で落とされる、という様に教えます。教え方には生徒との相性が重要になりますが、誰とでも相性がいいとは限りません。会話を通して相手の趣味の好み、特技などを聞き出せるかどうかも教師としての適性と考えられます。
相性は相手に合わせるものでそこで生徒の個性が引き出せれば自ずと生徒、そして保護者の方に満足感を与えられると思われます。